このページは、2010年10月11日までに掲載した情報です。
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いきものまちづくり

第3回 いきものまちづくり 学習会

「第3回いきものまちづくりの教室」は7月15日夕方6時30分から約15名が参加して行われました。

1.プログラム

(1) 開会・挨拶           18:30
(2) 講義              18:32
    『身近なみどりづくり・まちづくり活動事例紹介
                    ~街かど緑地レスキュー隊!~』
(3) 講義              19:30
    『身近なみどり・まちづくり活動』
(4) 質疑応答            20:00
(5) 連絡事項等・今後の予定     20:15
(6) 閉会              20:30

2.講義 (講師:特定非営利活動法人 みどり環境ネットワーク! 村田 千尋さん)
『身近なみどりづくり・まちづくり活動事例紹介 ~街かど緑地レスキュー隊!~』

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<村田さんのプロフィール>
練馬区を中心に都内で都市公園や小学校、幼稚園など、身の回りの自然環境
教育授業を行っており、“みどりのお姉さん”として活躍中です。
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今回は、「街かど緑地レスキュー隊!」の活動事例を中心にお話いただきました。
活動を行っている場所は練馬区の緑地の一つ、高松6丁目にある2002年3月に開園した「大門辻広場緑地」です。

■多くの人から親しまれる緑地にするために
面積は約31㎡と小さなものですが、開園当初から近所の方が近くのコンビニで買い物をしてこの広場でおやつやお昼を食べたり、こどもたちのたまり場となったりするなど、よく利用されていました。
しかし、よく使われる一方で当初は利用の仕方が荒く、樹木の枝が折られたり、ごみが捨てられたままになることもありました。
そこで、もっと多くの区民のみなさんから親しまれる場所にしようと、地域の緑地の材料を使ってこどもからおとなまで地域の人たちが参加して、七夕イベントや花壇づくりなども行われました。

■「単なるボランティア活動にしない」
一度とりくんだらその後もうまくいくということではなく、数年経って再度花壇作りにとりくんでいます。花壇づくりにあたっても、単なるボランティア活動にとどまらないで、地域の花の専門家、花屋さんを先生に花の手入れの仕方などのお話をうかがいながら取り組む試みも行われています。

■小さな緑地にもいきものが
樹木についた蓑虫に寄生虫に侵されている様子も見られ、小さな緑地にもいきものの営みがあることがわかりました。

■その他の活動、今後の活動
村田さんは、このほかにも光が丘公園の中にあるバードサンクチュアリ等における「光が丘公園みどり生き活き講座」(2004、2006年)で「樹木剪定講習会」、「セミの羽化を見る夕べ~夜の森探検~」の開催に関わられたりしています。
また、今年は練馬で以下の活動を予定されているとのことです。機会があれば是非ご参加ください。
・「ミニ環境講座~みどりの紙芝居とみどりのリサイクル講座
 9月6日(日)…春日町リサイクルセンターにて
・「子ども樹木博士~どんぐり博士への道」
10月5日(日)…光が丘公園にて(予定)

3.意見交換と質疑応答

緑地の手入れ等管理活動にはどのくらいの参加があるのかという質問がありましたが、村田さんの話では、緑地の管理に関する活動にまで普通の住民の方が参加するのはなかなか難しいとのことです。そこで、イベント性を持たせたりして、大勢の方が関心を持てるような企画を工夫しているとのことです。
また、参加された方の体験談として、一見地味で大変と見られがちな緑地管理等の活動も「これは何のために行っているのか」ということを明確にしたり、活動の中にシンボルとなるようなものを見出すことができると、大勢の方が参加する傾向にあるというお話をいただきました。
活動の成果が見えるようにすることが、大勢の方の共感を得ていく上で重要だということですね。
このほか、自然体験活動を行っている区民の方からは、最近は昔のこどもたちが体験できた自然との関わりをもてる場が少なくなっていて、親子で参加できる自然体験活動の企画をすると、すぐに申込みがいっぱいになるという現状も紹介されました。

<意見交換>
Q(参加者):「花壇の日常の手入れには、何人くらいの方が参加されているのですか?」
A(村田さん):「単に除草等の管理活動に大勢の参加を期待するのはなかなか難しいことで、NPOのメンバー等がおこなったりしています。イベント性を持たせるなどの工夫をしています。緑地管理のボランティアの募管理のための会を発足させるという方法もないわけではありませんが、その会を維持するために要するエネルギーも少なくありません。むしろ、もっとフランクにいろんなみなさんが立ち寄り、「この緑地をもっとよくしたいね」と思ってくれる人が増えるようにしていくことを目標にしています。」

Q(参加者):「親子で川や公園で遊んでいただく自然体験活動を公募で年間約5回行っているが、応募が多く、1回あたり50~60組までで断るくらい参加希望者が多い。現在、それだけわたしたちがこどもの頃体験できた自然環境が少なくなってきているのかなと感じています。」
A(村田さん):「身近な自然を一緒に楽しんでもらえるようなイベントの参加者は年々増加の一途で、小学校の総合学習の中でも、実施してくれないかという要望もあります。学校の先生も自然環境に詳しい方に対するニーズをお持ちのようです。緑地空間をつくるということに関しては、楽しいことばかりではなく大変な面もありますが、活動を通して得られることはたくさんあります。」

(村田さんから、参加していたバードサンクチュアリの池の「葦(よし)刈り」を楽しいイベントとして取り組まれた当日参加の中村さんに葦刈の活動の話題提供を依頼)
中村さん:「江戸川区の葛西臨海公園の中のバードサンクチュアリで葦刈りを4年くらい行っていますが、『何のためにこの活動をしているのか?』ということが理解されると、こうした大変な作業でも一緒に活動をしようとする人は増えてくるということが分かりました。セイタカスギという環境省のレッドデータブックにリストアップされている鳥がいますが、ここに生息している鳥、を守るために葦刈りをしているとみなさんの気持ちも盛り上がるようです。葛西臨海公園のセイタカスギのように、シンボルみたいな生き物がいると特にモチベーションはあがるようですね。」
村田さん:「セイタカスギのひなが巣立っていく様子をみると、活動をしているひとも『がんばろうかな』という気持ちになるようですね。『目で見て分かる成果』を共有できると、参加したいという気持ちが高まったり、新たに参加する人も増えてくるのではないかと思います。」