このページは、2010年10月11日までに掲載した情報です。
練馬まちづくりセンターの最新情報はこちらからご覧ください。

ねりま景観さんぽ第1回~川こえ丘こえ武蔵関の巻~

カテゴリ:まちセン日記

ねりま景観さんぽとは、『いつものお散歩』がもっともっと楽しくなるまちの見方を、参加者と一緒に歩きながら見つけ出すプロジェクト。第一回目は、川あり丘あり。練馬区で、いや23区内で一番高い地点を有する武蔵関。6月4日(金)のお昼のまち歩きについてご報告いたします。

↓ねりま景観さんぽについてはこちらをご覧ください。
http://nerimachi.jp/info/info/1_3.php


◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎  
 
雨で一度流れたまち歩き。この日の空は雲ひとつない天気。武蔵関駅に参加者7人が集合したら、まずはまちづくり専門研究員・中島が、黒いカバンから紙を取り出します。

「この絵を見てください」と見せたのは、練馬区の地形や標高が図式化されたもの。
keikansanpo_01.jpg
「普段まちを歩いていて、ぱっと目の前にひらけた風景や、庭に咲く花がいいなと思う瞬間ってよくありますよね?実は、それには理由があって、地形やまちの構造が作用していることがあるのです。今回は、そういうことを意識して歩きましょう」なんだか、いつもののんびりまち歩きとは違って、歩く目線が変わりそう。いよいよスタート。駅前の商店街へ。

keikansanpo_02.jpg
昭和らしい雰囲気を残したお店も面白いのだけれど、交番を左右にまっすぐに走る2本の道が不思議な印象を与えています。「この道がなぜこのような角度でまっすぐに抜けているのか。その答えはまた後ほど」と中島研究員。参加者はカメラのシャッターをしきりに押します。

その後は、石神井川を越えて本立寺に。本立寺の前の坂道を下り、そこから西武新宿線と石神井川を渡ってさらに南に歩けば、ここ一体が、川を境に丘になっていることがよくわかります。「川こえ丘こえ武蔵関」という今回のまち歩きを最も体感できる瞬間です。
keikansanpo_03.jpg


さて、立ち止まった場所は井口稲荷の前。先ほどの商店街の道の謎が解かれるときがきました。「ここにある井口稲荷は、手持ち地図を見てもわかるように、駅前商店街のまっすぐな道とその道の先にある天祖神社を直線上に結んだ位置にあります。もちろん、駅ができたのは、天祖神社や井口稲荷ができるずっと後。つまり、このまちのふたつの重要な場所と駅とを繋ぐためにこの商店街の道を引いたのではないかと。私は、この地図を見て思うのです」
keikansanpo_04.jpg

なるほど、地図は、ただ迷ったときのためのものではなく、こうして色々にらめっこしていると、色んな謎が解けてくるようです。みんなで、ほぅと頷きながら進んだ先は天祖神社。深い緑を堪能した後に、武蔵関北三丁目の建築協定地区をまわり、いかに、天祖神社と武蔵関公園のみどりをつなぐ役目として、個人宅に咲く花やみどりが活きているかを体感します。
keikansanpo_05.jpg
…こうして、歩くことおよそ3時間。「千川上水へ抜けるこの辺りの住宅街は、T字路がたくさんあります。これは、昔の農道のなごりによるものですよ」なんて次々に出てくる中島研究員の解説をじっくり聞きながら、着いた場所は立野町地区区館。お茶を飲んで、少し休憩した後は、参加者の撮った写真をみんなで見ながら感想を述べ合い、拡大地図にコメントを落としていきます。

●「V字路がおもしろかった」
●「自分が住んでいる羽沢とは、道や家のつくりが違って面白かった」
●「私が子どもの頃は、この写真のお宅のように、家が見えなくなってしまう程こんもりとしたみどりがたくさんあったわ」
●「同じ場所を撮った写真でも、アングルが変わると見えてくるものが変わるね」
●「のんびりと歩きながらの説明が理解しやすかったので楽しかったです」
様々な意見をいただきました。中には、「せっかくの植栽やプランターの花も、近隣との調和がないと効果がない」とちょっぴり辛口な意見も。
keikansanpo_06.jpg

話は大いに盛り上がり、予定時刻を過ぎて、その場はお開きとなりました。

「特に見所なんて…」なんて思っているあなたのまちにも、きっと楽しいまちの歩き方のヒントはたくさん隠れているはず。
このねりま景観さんぽ、まだ続編を予定しています。楽しくなるまち歩きのヒントを探しに、ぜひご参加くださいね。練馬まちづくりセンターのHPをチェックしてご応募ください。お待ちしております。

◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   ◎◎◎   

まちセン日記の一覧へ