神さまに会える場所
投稿日:2008/01/04(金)
カテゴリ:所長の日記
新年あけましておめでとうございます。練馬ではお天気もよく穏やかなお正月でしたね。

この年末年始は久しぶりにほぼ自宅で過ごしました。簡単ながら玄関に正月飾りを付けて静かに新年を迎え、近くの春日神社に「新参者でございます。どうかよろしくお願いします」と初詣に出かけました。元日の午後なので人もまばらかと思って行ってみると、社殿から100㍍ほどある参道いっぱいに行列ができていて、ちょうど鳥居のすぐ下の最後尾に並び順を待ち、お参りを済ませました。お正月のニュースでは例年大きな神社の人出の多さが紹介されていますが、案外近所の小さなお宮にお参りする方も少なくないのかも知れませんね。

ところで、神社というのは大抵その土地の「しかるべきところ」に置かれているものだそうです。「しかるべきところ」とは、人間と神さまの接点が神社なので、簡単に言えば「神さまが居そうなところ」ということになるのですが、要は、大きな自然やその神秘さを感じさせるような場所でしょうか。具体的には、尾根の先端や台地の縁、谷の奥、水辺・・・といった場所にあることが多いようです。ボクがお参りした春日町の春日神社は、旧豊島城跡の豊島園に隣接する高台の縁にあり、石神井川に向かって緩やかに傾斜した南向き斜面の上端に位置しています。周辺に家が建て込んですっかり市街化した現在、この境内に立って神様の気配を感じるかといえば、正直言って? かもしれません。が、この辺一帯がまだ武蔵野の面影を色濃く残した農村の時代、あるいは中世の豊島城のあった時代を想像すると、ほら、人知を超えた「何か」が棲んでいそうな気配がしませんか?
練馬区は全般に比較的平坦な地形なので、都市化が進んだ現在では元々の地形の小さな襞がわかりにくくなってしまっていますが、皆さんのお住まいの近くの神社のあるところの周辺の土地の起伏や川筋、昔からある細道の位置や曲がり具合などを思い出してみると、前述の「法則」に当てはまりませんか?
こうやってイメージした世界を具体的に確認する方法があります。古い地図を見ることです。神社はお寺と違って移動することが少ないので、お近くの神社を目印に古地図を見れば、お住まいの地域を見つけやすくなります。まちセンには明治初期以降から昭和まで、数種類の古地図があり閲覧できますので、神さまがちょっと身近になるお正月に、わがまちの昔の姿に思いをはせてみてはいかがでしょうか。
さて、旧年中は後半この日記も少々サボりぎみでありました。ネタは沢山あったのですが、忙しさにかまけてつい・・・・、と言い訳は止して、年も改まりましたので、気を取り直して駄文を書き連ねたいと思います。皆さま本年もどうかよろしくお願いします。いえ、この戯言日記じゃなく、練馬まちづくりセンターを、ですよ。
P.S.
冒頭写真の正月飾り、あれ、何かに似ていると思いませんでしたか? カタチが丸くて、松じゃなくて杉の葉っぱ・・・。正体は、これ↓。昨年末まちセンを飾ったクリスマスリースが、そのまま正月飾りに。

これは、宮崎・延岡の地域づくりNPOの企画製品で、上流域で山の手入れに取り組むグループや福祉作業所と協働しています。いい木の香りのする端材でつくった木箱に、枝打ちで出た枝葉でつくったリースと作業所でつくったケーキ・クッキーが一緒にパッケージされて届きます。練馬でもこんなふうに協働するまちづくり活動がどんどん増えてほしいもの。まちセンも縁結び役になれるようがんばります。



